最終更新日:2024年5月15日
・ジカリグが自作でき、コストを削減できる
・ジカリグを使うと他のルアーでの釣り方のコツをつかめる
沖縄でルアー釣りを始めたけど、なかなか釣れない。。
そんな悩みがあるルアー釣り初心者は多いと思います。
私がルアー釣りを始めた頃もそうでした。
昔から友達と餌釣りはやったことあるのですが、ルアーの投げ方や竿の持ち方から、動かし方など、餌釣りとは違うところが多い。。
適当に投げて、巻くだけではなかなか釣れない。
という日々が続きました。
色々と試行錯誤して、今ではルアーで釣れるようになりましたが、これまでの私の経験でこれが一番ルアー釣り初心者に向いているというルアーがありました。
それが、「ジカリグ(直リグ)」です。
今回は、このジカリグについて書いていこうと思います。
ジカリグ(直リグ)って?
ジカリグは元々はバス釣りで使われているもので、針とシンカー(オモリ)が一体化している仕掛けのことです。
針に直にシンカーがついているので直リグ(ジカリグ)と呼ばれます。
また、スルーリグ、ゼロタン、パンチショット、ショートダウンショットなどと様々な呼び方があります。
オモリがついているので、水面を漂うゴミや草などの障害物に対して、貫通して下にいるバスを狙うのが基本的な使い方です。
なぜ初心者におすすめ?
ジカリグは今では、磯でロックフィッシュ(根魚)釣りなどでも使用されるようになりました。
そのジカリグがなぜ沖縄のルアー釣りで初心者におすすめなのか。
その理由は以下の5つです。
2 安価
3 飛距離が出る
4 水底の地形がわかるようになる
5 不意な大物を逃さない
順番に説明していきます。
1 根がかりしにくい
これが一番の理由だと思います。
ルアー初心者のあるあるとして、「根がかりでルアーをなくす」がよく挙げられます。
私も買ったばかりのルアーを適当に投げて、適当に巻いているとすぐ根がかって、無くしていました。。
プラグ系のルアーは一個の値段が結構するため、無くすたびに心折れてました。
ジカリグはナス型オモリなどの細いオモリを使用することで、障害物の間をすり抜け、根がかりしにくくなります。
また針とオモリはスプリットリングで分かれているので、オモリが障害物にあたって倒れても、針は立ったままになります。
そのため、針先が基本的に、上を向いているため、根などの障害物に針がかかりにくくなっています。
2 安価
先ほど、プラグ系のルアーは高価という話をしましたが、ジカリグはアマゾンとかで2個入り450円とかで購入できます。
プラグルアーが1個1000円くらいするのを考えると安いですよね。
ジカリグをそのまま購入してもよいのですが、自分で作ることでさらにコストを抑えることができます。
自作すると1つあたり、100円以下で作成することができます。
簡単に作ることができるので、さらにコストを下げたい方は後で作り方も説明するので、作ってみてください。
3 飛距離が出る
ルアー釣りにおいて、遠くまでルアーを投げることは釣果に直結します。
投げている時間が多いより、ルアーが水中を泳いている時間が長い方が釣れる可能性が高くなります。
また、狙いたいポイントまで届かないことも結構あるからです。
ジカリグは針にオモリがついているので、フック(針)だけより飛距離が出ます。
4 水底の地形がわかるようになる
ジカリグを投げて水底をズルズル巻いていると、水底がどのような状況なのかわかってきます。
例えば、根が多い場所や駆け上がりの場所など魚がつきやすい場所もわかるようになります。
また、砂地なのか泥が多い場所なのかなど、どのような魚種がいそうなのか初めて釣りする場所などの情報収集にもなります。
5 不意な大物を逃さない
沖縄の河川では60cmオーバーの大物が入ってきますので、ライトタックルで釣りをしていても大物がかかり、ルアーごと持っていかれることも多々あります。
せっかくの大物を逃したショックとルアーを無くしたショックとで立ち直れない時もあります。
ジカリグはオフセットフックという針を使用しますが、オフセットフックは結構頑丈なので、ある程度の大物にも対応できます。
以上がジカリグが初心者におすすめな理由です。
もちろん以下のデメリットもあります。
・魚がオモリに違和感を感じて、ルアーを吐き出す
・ワームによっては動きが悪くなる
ただ、これらのデメリットを考慮しても、初心者には根がかりしないなどのメリットの方が大きいです。
ジカリグを自作しよう!
それではジカリグを自作します。
購入もいいですが、簡単に作れますので、コストを下げるためにも一度は自作してみましょう。
必要なものは以下の通りです。
●必要なもの
・オフセットフック # 1〜3
※フックサイズが大きいとルアーの動きが悪くなる
小さいと針が魚にからなくなる
※ルアーの大きさに合わせる
・ナス型オモリ 1号〜3号
※潮の流れや風、水深、ターゲットなどによる
・スプリットリング #00
※#00より大きいとオフセットフックの穴がつまる可能性があるので注意
・プライヤー
※スプリットリングが入るもの
※無くてもペンチや爪でできるが、あるととても便利
・ソフトルアー(ワーム)
※私は主にチヌ職人を使用しています
● 手順
1 スナップリングをナス型オモリ→オフセットフックの順に通す
2 オモリ、フックをそのまま最後まで通して完成
スプリットリングに通すだけなので、とても簡単ですね。
頻繁にシンカーの重さを変える必要がある場合は、TGシンカーというものを使用するとシンカーの取り替えが楽にできて便利です。
ジカリグにソフトルアーをセットしよう!
ジカリグにセットするソフトルアーには様々な種類がありますが、ジカリグでボトム(水底)を攻める時は、エビのような形をしたクロー系がおすすめです。
基本的にルアーは、その釣り場にいる魚の餌となるような生き物(ベイト)に似せたルアーを選びます。
例えば、小魚、エビやカニなどの甲殻類、ゴカイなどです。
エビ、カニはほぼどこでもいるため、クロー系のルアーは河川や堤防など場所を選ばず、使用することができます。
私は、チヌ職人というクロー系のソフトルアーを主に使用しています。
チヌ職人は形もそうですが、匂いもついていて、嗅覚でも魚を誘うことができ、初心者におすすめのクロー系ソフトルアーです。
ジカリグにソフトルアーのセット方法ですが、まず、①針をルアーの後ろから少し刺し、②下から針を出して針の最後まで通します。
この時、下から針を出す位置はワームの後ろから2mmほどです。
ここで、③どこに針を刺すのか確認しておきます。
あとは、④確認した場所の左右中央に挿して完成です。
他のソフトルアーのセットの時もそうですが、ルアーの中央に刺すことは重要です。
ルアーに刺す場所が悪いとルアー本来の動きができくなります。
ルアーの動きが悪いと魚は食ってきません。
最初は難しいかもしれませんが、練習してちゃんとルアーがセットできるようにしましょう。
ジカリグを使ってみよう!
実際にジカリグを使用してみましょう。
どのルアーを投げる時もそうですが、基本的に手前から攻めていきます。
最初から、遠くに投げると、遠くの魚とのファイト時に手前の魚が人の存在に気づいてしまうためです。
まずは、手前から投げてみて、徐々に遠くに投げる方が良いでしょう。
ジカリグは基本的にただ巻きで大丈夫です。巻くスピードも遅い方が良いです。
リールの性能にもよりますが、大体3〜5秒で一巻きです。
私の感覚では遅い方が釣れるので、最初は5秒一巻きでいいかと思います。
慣れてきたら、潮の流れや風などに合わせて巻くスピードを変えれば良いです。
最初は根などの障害物もアタリだと思い、アワセてしまいますが、慣れれば大体アタリなのか根がかりなのかもわかってきます。
ジカリグはコストが安いため、まずはどんどん投げて慣れることが大事です。
ジカリグで沖縄の魚を釣ろう!
ミナミマゴチ、ミーバイ(ハタ)などの根魚はもちろん、ガーラ(メッキ)やカースビー(マングローブジャック、ゴマフエダイ)、ガクガク(ホシミゾイサキ)やチヌなど色々な魚を釣ることができます。
・ミナミマゴチ
・ミーバイ(ハタ)
・ガーラ(メッキ)
・カースビー(マングローブジャック、ゴマフエダイ)
・ガクガク(ホシミゾイサキ)
・チヌ
など
実際にチヌやミーバイなどジカリグで釣っていますので、こちらの記事も参考にしてみてください。
ジカリグ実釣記事↓
【実釣 ミーバイ】ジカリグでのんびりただ巻き
【実釣 チヌ】初心者向けルアー!ただ巻きで釣れる!
【実釣】大物にお気に入りのルアーをとられる。。
ジカリグは低コストで根がかりしにくく、ただ巻きで様々な釣れます。
ルアー初心者はまずは投げまくって、ルアーで釣る楽しさを知ることが大切です。
低コストのジカリグを根がかりを気にせず投げて、ルアーで釣る感覚を磨きましょう。
ジカリグを使用して、沖縄ルアー釣りの初めての一匹を釣ってみてください!
●今回使用したもの